便秘とは無縁のようなイメージがありますが、赤ちゃんは意外と便秘しやすいんですよね。
赤ちゃんの便秘解消法の中に、綿棒を使って綿棒浣腸をするという方法がありますが、とても効果的です。
効果があるので、赤ちゃんが便秘になるたびに綿棒浣腸をしているけど癖になって綿棒浣腸をしないと出なくなってしまわないかな?
と、心配になっているママもいるんではないでしょうか?
綿棒浣腸の頻度ややり方を紹介していきたいと思います。
赤ちゃんの便秘の原因ってなに?
赤ちゃんのうんちが出らず、真っ赤な顔をして泣いていると、どうしたらいいのか・・・と不安になってしまいますよね。
意外と多いのが赤ちゃんの便秘なのですが、なぜ赤ちゃんは便秘しやすいのでしょうか?
●腸を含む消化器官が未発達の状態
●筋肉量が少ないため便を出す時の力が弱い
●母乳不足の可能性がある
このようなことから、赤ちゃんは便秘しやすいと言えます。
その上、母乳やミルク不足の時も便秘になってしまいますので注意しましょう。
ミルクだと飲んだ量はわかりますが、母乳はどのくらい飲んだのかがわからず心配ですよね。
母乳不足かもしれない!と思った時は
□母乳を飲んですぐにぐずりだす
□母乳の感覚が短い(時間がそんなに経っていないのに求める)
□尿・便の回数や量が少ない
このようなサインがないかチェックしてみて下さい。
当てはまる場合は、母乳不足の可能性がありますのでかかりつけの産婦人科などに相談してみましょう。
また離乳食を始めたとたん、便秘になってしまったということもありますが、
●母乳やミルクの量が減るために便の水分量が減ってしまうこと
●母乳やミルクだけから離乳食に変わり腸内環境が変わった
このようなことが原因で、この時期の赤ちゃんにはよくあることです。
赤ちゃんの便秘解消法である綿棒浣腸のやり方
準備する物
●綿棒(普通のサイズでOK)
●ベビーオイル
●新聞紙
ベビーオイルがない場合は、ワセリンやオリーブオイルで代用できます。
新聞紙は、便が飛び散ってしまうと汚れてしまうので、下に敷くものです。新聞紙でなくても捨てるつもりのタオルなどでもいいですね。
綿棒浣腸のやり方
①綿棒にベビーオイルをつけ、赤ちゃんの足を持ち上げます
②肛門に綿棒を差し込み(2㎝くらい)、肛門の側面を20秒ぐらい円を描くようにゆっくり動かします
➂一度綿棒を抜いてみて、便が付いていればもうすぐ排便がある!というサインなので、お腹を「の」の字に優しくマッサージをして待ちましょう
④綿棒に便がついていない場合は、再度挑戦して下さい(やりすぎに注意)
Q:綿棒浣腸はいつやったらいい?
A:赤ちゃんの腸が活発になる授乳後30分くらいが目安です。
注意すること
●強い力でしてしまうと、粘膜を傷つけてしまう可能性がありますので、ゆっくり行って下さい。万が一出血した場合は中断して下さい。
●赤ちゃんが動いた拍子に引っかかって傷をつけてしまうこともあるので、赤ちゃんの足はしっかり押さえて行って下さい。
赤ちゃんの便秘に綿棒浣腸をする頻度は?
綿棒浣腸は毎日行ってもクセにはならないといわれています。
しかし、1日に何度もやっていては肛門や中の粘膜を傷つけてしまう可能性がありますので、1日1~2回にしておきましょう。
また、綿棒浣腸に頼るだけではなく、こまめな水分補給や体を動かすことを意識しておくといいですね。
赤ちゃんの便秘が頑固で綿棒浣腸をしても出ない場合は?
数日の便秘で、食欲もあり機嫌が良いのであれば様子を見ましょう。
しかし、便秘が一週間以上続く場合や、お腹を痛がって泣く・食欲がない・発熱・嘔吐などの症状が見られた場合は受診することをおすすめします。
まとめ
大人でも辛い便秘…
赤ちゃんがお腹が痛そうに泣いていたら、とても可哀想ですよね。
自宅で簡単にできる綿棒浣腸は、クセにはならないと言われていますので、優しく行ってみて下さい。
綿棒浣腸を何度やっても便秘解消されない場合は、かかりつけの小児科を受診することをおすすめします。