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子育てとは本当に色々考えさせられることがたくさんありまして、長年子育てしている人でも、悩みなしで子育てをしている人なんていないと思います。
少しでも悩みを軽減するために、自分の子供の【気質】というものを知って理解することで、ポジティブに子育てができるんじゃないかと思います。
気質ってなに?
気質とは簡単にいうと『個人差』ですが、産まれてすぐに現れる情緒的な反応の仕方を決める自律神経や内分泌などの体質的な違いを気質といいます。
アメリカの精神科医、トーマス博士らが人間には次の9つの気質があるとあげられています。
◆体の活動性・活動の活発さ(活発な子、おとなしい子など)
◆集中力の持続性(1つのことに没頭できる、飽きっぽい)
◆からだリズムの規則性・規則正しさ(身体機能が規則的かルーズか)
◆粘り強さ(最後まで諦めない、すぐに諦める)
◆環境の変化に対する適応性(場所が変わると落ち着かない、比較的平気であるなど)
◆喜怒哀楽の激しさ(よく笑う、よく泣く、感情をあまり出さないなど)
◆敏感性・五感の敏感性(外的・内的な刺激に敏感か、気にしないなど)
◆変化に対する順応の早さ(すぐに反応する、比較的のんびりなど)
◆集中力の持続性(1つのことに没頭できる、飽きっぽいなど)
◆ベースの気質(終始機嫌が良い、気難しいなど)
以上の9つの気質をまとめ、次のような3つのタイプがあると考えられています。
《扱いやすい子供》例:お腹が空いたり眠たくなる時間が規則的で、新しい環境に慣れるのに時間がかからず、いつも機嫌のいい子
《扱いにくい子供》例:お腹が空く時間や眠たくなる時間が不規則で、新しい環境に慣れるのに時間がかかり、機嫌が悪いことが多く、いったんすねるとなかなか機嫌が直らないなどの特徴をもつ子供
《エンジンがかかりにくい子供》引っ込み思案で、新しい環境に慣れるのに時間はかかるが、結果的には適応していける子
このような気質やタイプは、ずっと変わらないものではありません。環境の影響を受けて変化していくもので、過ごしていく環境や育ち方で変わっていきます。
子供の気質を理解して子育てを。
子供の生まれ持った気質はいくつもあり、自分の子供に当てはまるものも見つかったかと思います。
例えば、赤ちゃんは可愛くて育てやすいものだ!と思っていた人が、母親になり、自分の子供が《扱いにくいタイプ》の気質を持っていたとします。
その母親は、赤ちゃんを育てるのは大変だ!と思って母親になった人よりも戸惑いが多く、子育てに対する自信がなくなってしまいがちです。
そこで母親が不安になり常にイライラして育児をしてしまっていたら、その子供はますます気難しい気質になってしまいます。
子供の気質を理解しておくと、対応方法も考えていきながら子育てすることができます。
扱いにくい子は悪いことではない
扱いにくいタイプだからといって、決して悪いことではありません。
見方を変えてみると、良い方向にとらえることができます。
新しい環境になると慣れずに泣いてしまう子でも、見方を変えると環境に敏感で、危険に対して察知力があるということになります。
私の子供たちでもそうです。
3人の子供がいますが、小さい頃は3つのタイプにきれいに分かれていました。
私は「こうでなければいけない」とかにとらわれずに、この子の持つタイプなんだと思って育ててきたので、正直イライラすることはありましたが、比較的気楽に子育てできたんじゃないかな?と思います。
今では少しは生まれ持った気質は残っているものの、それぞれ良い具合に特徴を活かしているようです。
なかなか難しいとは思いますが、扱いにくい子は育てがいのある子と思えると、子育てにやりがいを持つことができ、楽しく子育てができると思います。
まとめ
気難しい気質を持った子など、子育ても上手くいかずイライラしてしまうことも多いと思います。
そんな時、母親は自分の育て方が悪いのかな?と悩んでしまいがちです。自分のせいだと考えずに子供自身が持っている気質があるということを頭に入れ、心に余裕を持って子育てして下さいね。