赤ちゃんのえびぞりは自閉症や脳性麻痺の可能性がある?それとも抱っこのやり方が悪い?

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赤ちゃんを抱っこしている時、まるで嫌がっているかのように背中を反りかえらせて泣いたり、眠る時にえびぞりのようにして泣くので驚いてしまったというママも多いのではないでしょうか?

体を反り返らせて大泣きまでしていたら、さすがにビックリして焦ってしまいますよね。

また、授乳中にも反り返ってしまったら、姿勢が安定せずに心配してしまいますし、ママの体も不安定で辛いと思います。

また、赤ちゃんのえびぞりが酷かったら自閉症かも?ということを聞いたことがあるかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか?

えびぞりや反り返りはなぜ起こるのか、また自閉症などの病気が関係しているのかをお話ししていきたいと思います。

赤ちゃんが反り返りやえびぞりをする理由は?

赤ちゃんが反り返りやえびぞりをする理由としては、機嫌や月齢によっても大きく変わってきますので、はっきりと正解というものはありません。

赤ちゃんは色々なシーンでえびぞりや反り返りをすることがありますが、いくつかの考えられる原因を紹介します。

身体の発達によるもの

まず多くは、身体の発達によるえびぞりや反り返りが考えられます。

赤ちゃんはママのお腹の中では丸くなっていたので、背骨がアルファベットの「C」のような形をしています。

お腹の外に出てきて身体をまっすぐ伸ばそうとした時に、まだ力加減がわからずに背中側に力が強くかかって反り返ってしまうことがあります。

この場合は、体の発達によるものなので心配いりません。

抱き方が気に入らない

赤ちゃんが反り返って泣き続けるのには原因があります。

抱っこで安心感が欲しくても、抱き方がぎこちなかったり不安定な抱き方だと泣き止むどころか、反り返って泣き続けてしまいます。

縦抱っこの場合》

●背中が反った状態になっていないか

●足がダランと伸びた状態になっていないか

●まだ首が座っていない時に、首元をきちんと支えられているか

こちらを確認し、

◆背中が丸くなるように抱っこする

◆足はМ字になるようにする

◆首元をしっかり支えてあげる

このように抱っこしてみてください。

《横抱っこの場合》

●赤ちゃんの手がママの背中に回っていないか

●背中が伸びた状態になっていないか

●赤ちゃんの股に手を入れ、片足だけダランとなっていないか

こちらを確認し、

◆赤ちゃんの手足が自由に動かせるようにする

◆お尻を支えるように抱っこする

◆首がグラグラしないように頭をしっかり支える

このように抱っこしてみてください。

背中が気持ち悪い

仰向けで寝ている時に、反り返っている場合は背中をチェックしてみるといいでしょう。

汗をかいていたりして背中が気持ち悪いと感じている時も反り返ることがあります。

機嫌が悪い

生後半年も経てば、少しずつ自我や欲求が出てきます。

何か気に入らないことや不快なことがあれば、機嫌も悪くなることもあります。

そんな時に体全体で機嫌の悪さを表現する方法として、えびぞりや反り返りがみられます。

寝返りの練習をしている

生後3~4ヶ月くらいになると、そろそろ寝返りを始める子もいます。

グーッと背中を反らせて寝返りの練習をしている場合もあります。

赤ちゃんがえびぞりや反り返りをした時の対処法

赤ちゃんのえびそりや反り返りは、いくつもの理由が考えられるとお話ししましたが、どのように対処したらいいのでしょうか。

機嫌も良く、最初に述べた身体の発達によるえびぞりや反り返りの場合は、危険がないように見守ってあげて下さい。

抱っこをした時に反り返って泣き出してしまった場合は、抱き方が心地よくない可能性が高いので、抱き方を色々変えてみるといいかもしれません。

その他、泣いて反り返っている時は、何が不快なのか探してみてあげて下さいね。

赤ちゃんのえびぞりや反り返りは脳性麻痺や自閉症の可能性がある?

赤ちゃんが強く反り返ったところを見ると、何か病気では?と心配になってしまいますよね。

脳性麻痺や自閉症の症状として、えびぞりや反り返りが挙げられていることもあり、不安になってしまうママもいるのではないでしょうか。

脳性麻痺や自閉症の場合、えびぞりや反り返りの症状の他にどのような症状があるのでしょうか。

赤ちゃんの反り返り意外で脳性麻痺の可能性がある症状は?

脳性麻痺というのは、脳に何らかの障害が出て麻痺や筋肉の緊張が出たり発達も遅れてしまう状態のことをいいます。

脳性麻痺の可能性がある症状とは、強い反り返り以外に

●首がなかなかすわらない

●母乳やミルクを上手に飲めない

●寝返りをしない

●手足の動きが悪い

●足をつっぱらせる

●ハイハイ・つかまり立ちができない

このような症状が考えられます。

脳性麻痺の場合、起きている時だけではなく寝ている時にも強い反り返りが起こったり、体の片方に偏って反り返るのが特徴と言われています。

しかし、新生児の頃にははっきりと判断できないことが多いので、心配な時は医師に相談して下さい。

赤ちゃんのえびぞり以外で自閉症の可能性がある症状は?

自閉症の場合、新生児などの赤ちゃんの時でははっきりと判断がつかないことがほとんどです。

判断はつきにくい自閉症ですが、

●極端に強く反り返る

●あやしても笑わない

●視線が合わない、合っても反応しない

●一人でも寂しがらない

このような症状が考えられます。

自閉症の症状は、新生児や赤ちゃんの頃では判断がつきにくく、成長するにつれ特徴的な行動をとるようになり、3歳になる頃までに言葉の遅れや他人とのコミュニケーションがとれないなどの症状が現れてきます。

こちらの場合も、心配な症状がある時は医師に相談して下さい。

まとめ

赤ちゃんが突然えびぞりや反り返ったりすると、危険ですし心配にもなってしまいますよね。

赤ちゃんにとって、反り返ることはよくあることです。

過度の心配はせずに、赤ちゃんにとって居心地よい環境を作ってあげることも大切です。

成長するにつれ、反り返ることもなくなってきますので、見守ってあげて下さいね。

 

 

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